薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

NSAIDsによる自由水クリアランスの低下

 

NSAIDsの服用により電解質異常が引き起こされることがある。

その理由としては、腎機能の低下の他に自由水クリアランスの低下が示唆されている。

 

*自由水クリアランスとは

体内における自由水とは、細胞外液中に存在する自由に移動できる水のことで、腎臓においては遠位尿細管で付加または再吸収される水のこと。

自由水クリアランスが低下するということは、尿として排出される水分量が減少し高張尿になることを意味し、体内の水分量は増大し電解質濃度は低下する。

 

*メカニズム

NSAIDsによりPG合成が抑制することで抗利尿ホルモン作用が亢進し、遠位尿細管における水の再吸収が促進され、自由水クリアランスを低下させると考えられている。

 

*尿崩症への応用

NSAIDsの自由水クリアランス低下作用を利用して、サイアザイド系利尿薬と共に尿崩症の治療に用いられることがある。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。