薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

P糖タンパク阻害による相互作用

 

薬物相互作用を考える際、重要な要素の一つにP糖タンパクがある。

 

P糖タンパクとは、消化管、腎臓、肝臓、脳血液関門などに存在するABCトランスポーターの1つ。

異物を細胞外へ排除する働きを持ち、一部の薬剤がP糖タンパクにより排出される。

 

また、P糖タンパクの働きを阻害する薬剤があり、それらとP糖タンパクの基質となる薬剤を併用すると、基質となる薬剤の血中濃度を高め、副作用リスクが高くなる。

脳血液関門や肝臓においてP糖タンパクの阻害が起こると、血中濃度の血中濃度はみられず、組織内濃度が上昇するため、血中濃度の上昇がみられないからといって影響がないとは判断できない。

 

*P糖タンパクの基質となる薬剤

CYP3A4の基質となる薬剤は、P糖タンパクの基質になる場合が多い。

・ジゴキシン
・ダビガトラン エテキシラート
・エドキサバン
・リバーロキサバン
・アリスキレン
・ロペラミド
・セリプロロール
・フェキソフェナジン
・キニジン
・ベラパミル
・タクロリムス
・シクロスポリン
・コルヒチン
・副腎脂質ステロイド
・スタチン系
・抗がん剤
・抗HIV薬  など

 

*P糖タンパクを阻害する薬剤

・キニジン
・アミオダロン
・マクロライド系抗菌薬
・アゾール系抗真菌薬
・ベラパミル
・シクロスポリン
・スピロノラクトン
・トルバブタン
・リトナビル
・ネルフィナビル
・フルボキサミン
・プロパフェノン  など

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。