薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

睡眠時無呼吸症候群の治療薬

 

睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、睡眠中に上気道が閉塞し、無呼吸や低呼吸が生じる病態。

OSASの治療としては、CPAP治療、マウスピース治療、外科的手術が主であるが、補助的に薬物療法が行われることがある。

現在、保険適応になっているものは、ダイアモックス(アセタゾラミド)とモディオダール(モダフィニル)のみ。

 

*ダイアモックス

アセタゾラミドは、炭酸脱水素酵素を阻害することで腎臓からの重炭酸イオンの排出を促進し、代謝性アシドースを引き起こす。そのことにより呼吸中枢を刺激し、無呼吸状態を改善すると考えられている。

ダイアモックス錠250mgのみが適応をもち、ダイアモックス末や後発品には適応がない。

 

*モディオダール

「CPAP療法等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群」に適応あり。

睡眠時の無呼吸自体を改善するのではなく、OSASにより生じる日中の過度の眠気に対して効果を持つ(モディオダールはもともとナルコレプシーの治療薬)。

CPAP治療などを3ヶ月以上行われているにも関わらず、日中の過度の眠気がみられる場合に、他の疾患との鑑別診断を行った上で投与する。

 

*その他の薬物

その他の適応外の薬物としては、SSRI、三環系抗うつ剤、テオフィリン、女性ホルモン剤、オピオイド拮抗薬、ACE阻害薬、β2刺激薬、ニコチンなどの有効性が示唆されているが、有効性・安全性に関する十分なエビデンスはない。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。