薬局薬剤師の勉強日誌

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タムスロシンの白内障手術への影響

 

前立腺肥大症の治療薬、タムスロシン(ハルナール)は白内障手術後の有害事象のリスクを高めることが示唆されている。

 

α1a受容体は虹彩散大筋にも存在し、タムスロシンが作用すると術中の瞳孔散大を抑制し、縮瞳型症候群の一種であるIntraoperative Floppy Iris Syndrome(IFIS)を引き起こす可能性がある。

このタムスロシンによる白内障手術への影響は、術後にも網膜剥離、眼内レンズの脱落、眼内炎などとして現れる場合がある。

 

*IFISとは

IFISとは、術中虹彩緊張低下症候群とも呼ばれ、術中の虹彩の弛緩と膨張、進行性の縮瞳、虹彩の手術部位への脱出などを特徴とする。

 

*何日前から中止すれば良いか

眼科手術の何日前から投与を中止すれば良いかという明確な基準はないが、手術の14日以内にタムスロシンを投与すると、術後の重症有害事象リスクが有意に上昇されることが示されている。

 

*他のα1遮断薬ではどうか

他のα1受容体遮断薬でも同様のリスクがあり、α1選択性が高い程高リスクであると考えられる。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。