薬局薬剤師の勉強日誌

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α-GIそれぞれの特徴まとめ

 

α-グルコシダーゼ阻害剤(α-GI)は、小腸において二糖類からグルコースへと分解する酵素α-グルコシダーゼを阻害することで糖の吸収を遅らせ、食後血糖値のピークを抑える効果がある。

現在、発売されているα-GIは次の3つ。

 

【α-GI製剤】

・アカルボース(グルコバイ)
・ボグリボース(ベイスン)
・ミグリトール(セイブル)

 

*それぞれの特徴

アカルボース(グルコバイ)

・食事開始から15分後の服用でも効果に大きく影響しない。

・アミラーゼ活性阻害作用を持つため、ジアスターゼ製剤と併用すると互いに作用が減弱する。

・ジゴキシンとの併用で血中のジゴキシン濃度を低下させる(機序不明)。

 

ボグリボース(ベイスン)

・副作用予防を考慮して用量が設定されていて、また、ラクターゼやアミラーゼ、トレハラーゼなどの他の糖分解酵素への作用が弱いため、下痢や放屁、腹部膨満感などの副作用が少ない。

・0.2mg製品にのみ「耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制」に適応がある。

・食事開始してから服用した際の効果に関するデータはない。

 

ミグリトール(セイブル)

・食後2時間における血糖上昇よりも食後1時間における血糖上昇を強く抑制するため、HbA1C低下効果は最も強い。

・食事開始後30分後の服用でも効果に大きく影響しない。

・小腸上部から血中への吸収がみられるため、高用量を投与においても小腸下部での副作用が起こりにくい。

・消化管でのGLP-1分泌を促進する作用もあるため、体重増加を起こしにくいと考えられている。

・ジゴキシンとの併用で血中のジゴキシン濃度を低下させる(機序不明)。

・プロプラノロール、ラニチジンとの併用でこれら薬剤の生物学的利用率を低下させる(機序不明)。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。