薬局薬剤師の勉強日誌

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カルボシステインの時間帯依存性薬疹

 

カルボシステインムコダイン)服用後の固定薬疹は、夜間から早朝にかけて出ることが多い。

これは、カルボシステイン代謝では、時間帯によって代謝産物が異なることが関係している。

 

*時間帯による代謝の違い

固定薬疹の原因は、代謝物の2,2’-チオジグリコール酸(TDGA)であることが多い。

Steventon医師によると、カルボシステインは8時〜16時頃に代謝される場合は、主に別の代謝物であるS-カルボキシメチル-L-システイン-S-オキサイドへと代謝され、夜中〜8時頃に代謝されると主にTDGAへと代謝されるとされている。

そのため、夜に服用したカルボシステインが主にTDGAへと代謝され、夜間から早朝にかけてTDGA濃度が上昇した結果、固定薬疹が発症すると推測できる。

この時間帯による主たる代謝経路の違いは、硫黄酸化酵素の活性が昼間は高く、夜間は低くなるためと考えられている。

 

 

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