薬局薬剤師の勉強日誌

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小腸におけるNSAIDs起因性粘膜障害

 

最近の研究では、小腸潰瘍についての以下のような報告がある。

 

・小腸潰瘍が抗菌薬の投与で抑制される。
・小腸に細菌が存在しない動物では小腸潰瘍が発症しない。
・胃酸の殺菌作用により腸内細菌の少ない小腸口側よりも、嫌気性菌が増加する肛門側で多く発症する。

 

このような報告から、小腸粘膜障害の発症には腸内細菌が関与していると推測されている。

 

特にNSAIDs服用時には、PG産生抑制により小腸運動亢進や粘液分泌の減少を来して粘膜防御機能が低下してしまう。

その結果、粘膜内に浸潤したグラム陰性菌がエンドトキシンを産生し、小腸粘膜障害を誘発していると考えられている。

⇒ NSAIDs服用時には、ビオフェルミンなどの生菌製剤を併用することで、小腸粘膜障害のリスクを抑えることができる。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。