薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

メトホルミンによる乳酸アシドーシス②

 

メトホルミンにより、乳酸アシドーシスのリスクが高い患者(禁忌患者)とその理由について以下まとめ。

 

*重度の腎機能障害(eGFR 30 mL/min/1.73 m2未満)のある患者又は透析患者(腹膜透析を含む)

 ⇒ メトホルミンの大部分が腎排泄のため。


*重度の肝機能障害のある患者

 ⇒ 肝臓での乳酸代謝能が低下しているため。

 

*心血管系、肺機能に高度の障害(ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓等)のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態にある患者

 ⇒ 嫌気的解糖系が亢進していて、乳酸産生が増加しているため。


*脱水症の患者又は脱水状態が懸念される患者(下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者、経口摂取が困難な患者等)

 ⇒ 脱水状態による循環不全 → 組織低酸素状態 → 嫌気的解糖系が亢進するため。

 

*過度のアルコール摂取者

 ⇒ 肝臓での乳酸代謝能が低下するため。また、多量のアルコール摂取自体が乳酸アシドーシスの引き金となる。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。