薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

鉄剤の違い

処方頻度が高い鉄剤、フェロミアとフェロ・グラデュメットの比較まとめ。 *一般名 フェロミア・・・クエン酸酸第一鉄(有機鉄) フェロ・グラデュメット・・・硫酸鉄(無機鉄) *作用 作用はどちらも鉄として吸収され、ヘモグロビンの生合成に利用される。…

カルシウムを多く含む生薬

以下の生薬はカルシウムを主成分とするため、一部のニューキノロン系抗菌薬などの多量のカルシウムが効果に影響する薬との併用は、2時間以上服用間隔を空けるなどの注意が必要。 *カルシウムを主成分とする生薬 ・牡蠣・竜骨・石膏 *カルシウムと併用が注…

潰瘍性大腸炎に対するコレスチラミンの有効性

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)に対する、コレスチラミンの有効性が示唆されている。 *作用機序 胆汁酸が多量に存在する回腸では、炎症性サイトカインの産生や酸化ストレスが高まり、炎症反応を促進することが示唆されている。 そのた…

下肢静脈瘤に対する利尿剤の効果

利尿剤は体内の水分を尿として排出する作用があるため、足のむくみに対して処方されることがある。 しかし、下肢静脈瘤や静脈還流障害などによる浮腫に対する長期的な効果は期待できない。 *利尿剤の長期的な効果が期待できない理由 利尿剤により血流量が減…

ポラキス錠とネオキシテープ

ポラキス錠とネオキシテープの有効成分はどちらもオキシブチニン塩酸塩。 膀胱平滑筋のムスカリン受容体を拮抗的に阻害することで、過活動膀胱の症状を改善する。 ポラキス錠で問題となる副作用の軽減を目的に、ネオキシテープが開発された。 *副作用の頻度…

腎機能低下と骨粗鬆症

以前は透析を受けている骨粗鬆症患者に対して、ビスホスホネート系製剤やSERM、RANLK阻害剤などの骨吸収抑制薬の使用は推奨されていなかったが、近年では、骨吸収抑制薬は骨量を増加させ、骨からのリンの遊離を抑制することから、投与が推奨されている。 *…

ドライアイと治療薬

ドライアイ(乾性角結膜炎、涙液減少症)とは、様々な原因により涙液層の安定性が低下する疾患であり、眼不快感や視機能異常を生じる。また、眼表面(角結膜)の障害を伴うことがある。 涙液層は、外側から①油層②液層③ムチン層の3層構造からなり、ムチン層の…

ベンゾジアゼピン系の精神的依存と身体的依存

ベンゾジアゼピン系の服用において、精神的依存と身体的依存が認められる。 一般的に半減期の短い薬剤で依存を形成しやすい。 長期間の服用がハイリスク要因と考えられているが、近年では2〜4週間で依存が形成されるとする報告もある。 精神的依存症状:薬が…

[新薬]テプミトコ錠

*一般名 テポチニブ塩酸塩水和物 *規格 250mg のみ *適応症 MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 *用法・用量 通常、成人にはテポチニブ塩酸塩水和物として1回500mgを1日1回食後に経口投与する。なお、患者の…

アトピー性皮膚炎に有効な漢方薬

アトピー性皮膚炎に対して有効な漢方処方として、以下の2処方が挙げられる。 どちらも、重盲検無作為化比較試験において有効性が示唆されている。 【アトピー性皮膚炎に有効な漢方処方】 ・消風散 ・補中益気湯 それぞれ、以下のような症例に対して有効性が…