薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです

しゃっくりに効く薬

 

吃逆(しゃっくり/きつぎゃく)とは、繰り返す不随意な横隔膜の痙攣により突然生じる、声門閉鎖状態。

急激な吸気と同時に突然の声門閉鎖が起こるため、特徴的な発音を伴う。

1ヶ月以上継続する難治性の吃逆に対して、薬物治療が行われることがある。

 

*難治性吃逆の原因

難治性吃逆の原因としては、心理的要因、中枢神経および末梢神経の異常興奮、代謝異常、薬剤、感染症など様々なものが考えられる。

 

*治療薬

難治性の吃逆には以下の薬剤が使用されることがあるが、有効性に関するデータは乏しい。

そのため、想定される吃逆の原因や薬剤による有害事象などを考慮して選択し、効果・副作用などを確認しながら(トライ&エラーを繰り返しながら)治療を行う。

 

・バクロフェン

・クロルプロマジン

・メトクロプラミド

・ガバペンチン

・フェノバルビタール

・d-クロルフェニラミンマレイン酸(持続静注)

・芍薬甘草湯

・半夏瀉心湯

・柿蔕湯(柿のヘタの煎じ薬) など

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。  

 

ロコアテープの特徴

 

ロコアテープは、経皮吸収型の非ステロイド性鎮痛消炎剤。

他の貼付剤よりも有効成分の吸収率が高いため、使用には注意が必要。

以下、まとめ。

 

*一般名

エスフルルビプロフェン / ハッカ油

 

*特徴

・有効成分のエスフルルビプロフェンは、フルルブプロフェン(アドフィード/ヤクバン/ゼポラス など)の光学異性体のS体のみを単離させたもの。

・ハッカ油(溶解補助剤)を高濃度で添加することで、エスフルルビプロフェンの経皮吸収率を高めている。

・血中への移行性も高く、2枚同時に貼付した場合の血中濃度が、通常量のフルルビプロフェン内服時の定常量と同程度になる。

・1日1回の貼り替えで、24時間以上効果が持続する。

 

*注意点

・適応は、「変形性関節症における鎮痛・消炎」のみ。

・皮膚から血中への移行性が高いことから、消化性潰瘍や腎障害などの全身性の副作用が出やすいため、1日2枚までの使用制限がある。

・内服や坐剤などの全身作用を期待するNSAIDsとの併用は可能な限り避け、使用する場合は最小限に留める。

・消化性潰瘍、重篤な肝障害、重篤な腎障害、重篤な心不全、重篤な高血圧、アスピリン喘息の患者などに禁忌。

・痙攣発作誘発の恐れがあるため、エノキサン水和物、ロメフロキサシン、ノルフロキサシンと併用禁忌、その他のニューキノロン系と併用注意。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。  

 

乾癬の種類

 

乾癬とは、皮膚の表皮が炎症によって角化を起こしている状態。

遺伝的要因と食生活、感染症、ストレスなどの環境的要因が引き金になり、免疫系の異常により発症すると考えられている。

 

約半数の患者で痒みがみられるが、痒みの程度には個人差がある。

症状が出ていない部位を引っ掻いたり、衣服やベルトなどの刺激により新たな発疹が現れることがある(ケブネル現象)。

爪にも症状が現れる場合が多く、爪の先端が浮き上がったり爪の表面が凸凹になる。

 

乾癬は、大きく以下の5種類に分類される。

 

*乾癬の種類

尋常性乾癬

好発部位:頭皮、髪の生え際、肘、膝、臀部、太もも、脛 など
症状:紅斑、浸潤、肥厚、鱗屑

乾癬の約70〜80%を占める。
初期は小さな発疹から始まり、次第に赤く盛り上がった発疹になる。

 

関節症性乾癬

好発部位:手足の関節、脊椎、アキレス腱、足の裏 など
症状:関節の腫れ・変形・痛み・強張り(関節リウマチに類似)

乾癬による炎症が関節部や腱にも及んでいる状態。
多くの場合で、関節性乾癬の前後に皮膚症状が現れるが、皮膚症状が遅れて出現することもある。
進行し、関節の変形が起こると不可逆的であるため早期発見・早期治療が重要(早期発見のための質問票「PASE」がある)。

 

滴状乾癬

好発部位:全身の皮膚
症状:直径0.5〜2cm程度の水滴状の発疹

小児や若年層に多く、風邪や扁桃腺炎などの感染症に伴い現れることが多い。
通常は、感染症の改善に伴い乾癬も治まるが、まれに尋常性乾癬に移行することがある。

 

膿疱性乾癬

好発部位:(限局型)手の平、足の裏、指先 (汎発性)全身
症状:膿疱

ほとんどが全身の一部に症状が見られる限局型。
急激な発熱を伴い全身の膿疱がみられる汎発性は指定難病であり、入院治療が必要。

 

乾癬性紅皮症

好発部位:全身の皮膚の90%以上
症状:紅斑、鱗屑(発熱や悪寒、倦怠感などを伴う)

皮膚炎や感染症、薬剤などに誘発されることが判っている。
乾癬の治療が不十分だった場合や正しい治療を行わなかった場合にも発症する。

 

 

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家族性高コレステロール血症とは

 

家族性高コレステロール血症(FH)とは、LDL受容体やその関連タンパクである、アポリポタンパクB-100(アポB-100)、PCSK9の遺伝子変異により生じる高LDLコレステロール血症。

遺伝子異変が、直接生命に重篤な状態をもたらすことはないが、高LDLコレステロール状態が維持されることにより、若年から冠動脈障害などの動脈硬化のリスクが高くなる。

 

*分類

両親から由来する両方の遺伝子に変異がある場合を「ホモ接合体」と、どちらか一方から由来する遺伝子にのみ異変がある場合を「ヘテロ接合体」と呼ぶ。

 

ホモ接合体の方がヘテロ接合体よりも症状が重く、ホモ接合体のみが難病指定されている。

小児のFHにおいては、ホモ接合体、ヘテロ接合体に関わらず小児慢性特定疾病に指定されている。

 

*特徴

・ほとんどの場合において、幼少期に高LDL血症が確認されFHであることが発覚する。

・角膜輪、腱黄色腫が10代〜20代に約半数の患者で現れる。

・2割程度の患者では、角膜輪や黄色腫などの身体所見は生涯みられない。

・黄色腫は、肘関節や膝関節の外側、手首、臀部など、圧力がかかりやすい部位に多く発生する。

・腱黄色種では、アキレス腱の肥厚が顕著であり、診断根拠として重要となる。

 

*治療

FHの治療目標は、LDLコレステロール値を下げ、動脈硬化の発症および進展を予防すること。

薬物治療としてはスタチン系、フィブラート系、エゼチミブ、コレスチラミン、コレスチミド、プロブコール、PCSK9阻害薬など。

また、薬物治療で十分な効果が得られない場合は、体外循環により血漿LDLを除去する「LDLアフェレシス療法」が行われることもある。

これらの治療とともに、高血圧や糖尿病、喫煙、肥満などの動脈硬化のリスク要因を排除することも重要となる。

 

 

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ケトプロフェン貼付剤による光接触皮膚炎

 

モーラスやミルタックスなどのケトプロフェン貼付剤において、頻度の高い副作用として光接触皮膚炎が挙げられる。

ケトプロフェン貼付剤による光接触皮膚炎は、薬剤を貼付した部位と、紫外線の暴露が重なった部位にのみ現れ、衣服などで遮光された部位には生じない。

 

*症状

初期に、発疹、発赤、紅斑、そう痒感、刺激感など。

重症化すると水疱やびらん形成がみられる。

 

*特徴

・紫外線量の多くなる夏季(5〜8月)に発現頻度が高い。

・発症者の年代分布では10代以下が多く全体の約25%を占めるが、体育の授業や部活動などで屋外活動が多いためと考えられる。

 

*予防法

ケトプロフェン貼付剤の使用中および使用後(少なくとも4週間)は、貼付部位をサポーターや衣服で覆い、紫外線を当てないようにする。

 

 

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[新薬]ニュベクオ錠

 

*一般名

ダロルタミド

 

*規格

300mg のみ

 

*適応症

遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌

 

*用法・用量

通常、成人にはダロルタミドとして1回600mgを1日2回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

 

*特徴

・イクスタンジ(エンザルタミンド)、アーリーダ(アパルタミド)に次ぐ、3番目の去勢抵抗性前立腺癌に適応をもつアンドロゲン受容体阻害薬。

・アンドロゲン受容体に作用し、基質結合阻害作用、核内への移行阻害作用、標的遺伝子転写阻害作用により、抗アンドロゲン作用を発揮する。

・血液脳関門の通過率が低いため、中枢性の副作用が起こりにくいと考えられる。

・主にCYP3A4により代謝される。

・CYP3A4阻害作用はない。

 

*注意点

・主な副作用は、不整脈などの心臓障害。

・グレード3以上または忍容できない副作用があらわれた場合には、回復するまで休薬するとともに、回復後は1回300mg1日2回に減量した用量での再開を考慮する。

・外科的去勢術および内科的去勢術(ホルモン療法)に抵抗性を示し、多臓器への転移がない場合にのみ使用可能。

・CYP3A4を強く誘導する薬剤との併用注意。

・BCRP、OATP1B1、OATP1B3を阻害するため、これらの基質となる薬剤との併用注意。

・空腹時投与では、Cmaxが50%以上低下する。

 

 

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[新薬]ノクサフィル錠

 

 

*一般名

ポサコナゾール

 

*規格

100mg のみ

 

*適応症

・造血幹細胞移植患者又は好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防
・下記の真菌症の治療
フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫

 

*用法・用量

通常、成人にはポサコナゾールとして初日は1回300mgを1日2回、2日目以降は300mgを1日1回経口投与する。

 

*特徴

・トリアゾール系抗真菌薬。

・真菌細胞膜のエルゴステロールの生合成を阻害することで、抗真菌薬作用を発揮する。

・アスペルギルスや接合菌に対しても有効性が示唆されている。

・食事の影響を受けにくく、食事に関係なく投与可能。

・主に未変化体として、便中に排泄される。

・腎機能障害患者に対しての用量調節が不要。

・点滴静注300mgも薬価収載済み。

・錠剤と点滴静注での薬物動態プロファイルが類似しているため、錠剤から点滴静注または点滴静注から錠剤へのスムーズな切り替えが可能。

 

*注意点

・主な副作用は、悪心・下痢、低カリウム血症、QT延長、肝機能障害など。

・重度の腎機能障害患者では、AUCのばらつきが大きいため、真菌症発症の有無などを慎重に観察する。

・CYP3A4阻害作用をもつため、併用禁忌薬・併用注意が多数あり。

・他のアゾール系抗真菌薬と同様に、ワルファリンの作用を増強させる。

 

 

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[新薬]コレクチム軟膏

 

*一般名

デルゴシチニブ

 

*規格

0.5%軟膏 のみ

 

*適応症

アトピー性皮膚炎

 

*用法・用量

通常、成人には1日2回、適量を患部に塗布する。なお、1回あたりの塗布量は5gまでとする。

 

*特徴

・初のアトピー性皮膚炎に対する外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬。

・細胞内のJAK1、JAK2、JAK3を選択的に阻害し、サイトカインによる炎症反応を抑制する。

・外用薬であるため、内服で問題となる感染症などの全身性の副作用は少ない。

・52週間反復塗布した場合の安全性が確認されている。

 

*注意点

・主な副作用は、接触性皮膚炎、毛包炎、カポジ水痘様発疹など。

・1回の使用量は最大5g(チューブ1本)まで。

・乳幼児、小児に対する適応はない。

・ステロイド外用薬との治療効果の比較試験はない。

・52週間以上使用した場合の安全性は未確認。

・4週間以内に症状の改善が見られない場合には、使用を中止する。

 

 

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[新薬]リンヴォック錠

 

*一般名

ウパダシチニブ水和物

 

*規格

7.5mg/15mg

 

*適応症

既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)

 

*用法・用量

通常、成人にはウパダシチニブとして15mgを1日1回経口投与する。

なお、患者の状態に応じて7.5mgを1日1回投与することができる。

 

*特徴

・選択的ヤヌスキナーゼ(JAK)1阻害剤。

・JAK1を選択的に阻害することでTNF-αやIL-6による炎症反応を抑制し、関節リウマチの進行を抑制する。

・本剤の単独投与において、メトトレキサート(MTX)単独投与よりも治療効果が高いことが示されている。

 

*注意点

・重度の肝機能障害の患者で禁忌。

・MTXなどの既存の抗リウマチ薬で、効果が不十分な場合に使用する。

・免疫抑制作用を持つため、日和見感染症を含む感染リスクが高くなる。

・他の免疫抑制剤との併用はできない。

・主な副作用として、帯状疱疹や肺炎などの感染症、好中球減少症、肝機能異常など。

・投与開始前に、結核感染の有無や既往を確認する必要がある。

・CYP3A4の基質となるため、CYP3A4を強く阻害および誘導する薬剤との併用に注意する。

・徐放性製剤であるため、粉砕調剤不可。

・動物実験において催奇形性が確認されているため、妊婦に禁忌。

 

 

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[新薬]ユリス錠

 

*一般名

ドチヌラド

 

*適応症

痛風、高尿酸血症

 

*用法・用量

通常、成人にはドチヌラドとして1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与する。

その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。

維持量は通常1日1回2mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mgとする。

 

*特徴

・近位尿細管の尿酸トランスポーター1(URAT1)を選択的に阻害することで、尿酸の再吸収を抑制し、尿酸の排泄を促進する。

・有機アニオントランスポーター(OAT)や薬物排出性トランスポーター(ABCG2)に影響を及ばさないため、薬物相互作用が少ない。

・治療効果は、ユリノーム(ベンズブロマロン)と同程度。

・腎機能が中程度まで低下している患者にも使用可能。

 

*注意点

・主な副作用は、痛風関節炎、四肢不快感など。

・尿の酸性化による尿路結石のリスク抑制のため、多めの水分摂取や尿アルカリ化薬の併用が望ましい。

・痛風発作を増悪させることがあるため、痛風発作が治ってから投与開始する。

 

 

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[新薬]デエビゴ錠

 

*一般名

レンボレキサント

 

*規格

2.5mg / 5mg / 10mg

 

*適応症

不眠症

 

*用法・用量

通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。

なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

 

*特徴

・ベルソムラ(スボレキサント)に次いで、2製品目のオレキシン受容体拮抗薬。

・脳のオレキシン受容体を阻害することで、脳の興奮(覚醒)を抑制し催眠作用を発揮する。

・ベンゾジアゼピン系睡眠薬よりも、自然に近い睡眠を促すとされている。

・入眠効果と睡眠維持効果が期待できる。

・ベルソムラよりもCYP3A4の影響を受けにくく、併用禁忌の薬剤はない。

・無包装状態での安定性試験では、溶出性などに変化がないため一包化調剤が可能。

 

*注意点

・主な副作用は、傾眠、頭痛、倦怠感など。

・自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないこと。

・CYP3A4を中程度または強力に阻害する薬剤と併用する場合は、1日1回2.5mgで服用する。

・重度の肝機能障害患者では禁忌、中等度の肝機能患者では1日1回5mgまで。

・重度の腎機能障害患者では慎重投与。

・食後服用ではTmaxが延長するため、空腹時に服用する。

 

 

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牛乳アレルギーに禁忌・慎重投与の薬

 

*牛乳アレルギーに禁忌の薬

以下の薬剤では、牛乳由来の成分やカゼインが添加されているため、牛乳アレルギーの患者には禁忌。

・アミノレバンEN配合散
・イノラス配合経腸用液
・エネーボ配合経腸用液
・エンシュア・H
・エンシュア・リキッド
・ラコールNF配合経腸用液/半固形剤
・エンテロノンR散
・ラックビーR散
・耐性乳酸菌散10%「トーワ」/「JG」
・タンニン酸アルブミン
・ミルマグ錠

 

*牛乳アレルギーに慎重に投与すべき薬

以下の薬剤では、添加されている乳糖に乳タンパクが混入しているため、慎重に投与する必要がある。

・イナビル(添付文書上で慎重投与)
・リレンザ 吸入粉末剤(添付文書上で慎重投与)

・アズマネックス ツイストヘラー
・アドエア ディスカス
・アノーロ エリプタ
・エンクラッセ エリプタ
・オーキシス タービュヘイラー
・シムビコート タービュヘイラー
・スピリーバ 吸入用カプセル
・セレベント ディスカス
・フルタイド ディスカス
・メプチンスイングヘラー
・レルベア エリプタ

 

 

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PPIの適応症と投与制限まとめ

 

タケキャブを含むプロトンポンプ阻害薬(PPI)には、それぞれの適応症に対して投与制限が設定されている。

その理由としては、通常80〜90%以上の治癒が得られる投与期間であること、治験において投与制限以上の期間での有効性・安全性は確認されていないことが挙げられる。

 

*各適応症の投与制限

胃潰瘍・・・8週間

十二指腸潰瘍・・・6週間

逆流性食道炎(初期)・・・8週間

逆流性食道炎(維持療法)・・・制限なし

非びらん性胃食道逆流症・・・4週間

吻合部潰瘍・・・8週間

Zollinger-Ellison症候群・・・8週間

低用量アスピリンによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制・・・制限なし

NSAIDsによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制・・・制限なし

 

*備考

・各PPIで、それぞれの疾患に対して用量による適応が異なる場合があるので注意。

・逆流性食道炎(初期/維持療法)に対して、パリエットのみPPIの分1投与で効果不十分な場合に分2投与可能。

・タケプロン、ネキシウムは全ての疾患に適応を持つ。

・タケキャブには、非びらん性胃食道逆流症、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群の適応はない。

・パリエットには、NSAIDsによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制の適応はない。

・パリエットの後発品には、上記に加えて低用量アスピリンによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の適応がない。

・オメプラール/オメプラゾンには、低用量アスピリンによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制、NSAIDsによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発抑制の適応はない。

 

 

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関節リウマチにメトトレキサートが第一選択である理由

 

一般に、関節リウマチの治療においては、メトトレキサート(MTX)の投与を第一選択とする。

また関節リウマチの治療において、重要な薬剤であるため「アンカー薬剤」とも呼ばれている。

 

*MTXが第一選択である理由

・経口投与が可能なため、投与が容易。

・他の経口薬よりも効果発現が早く、およそ2ヶ月以内に治療効果を評価できる。

・効果の消失(エスケープ現象)が起こりにくい。

・関節リウマチによる骨破壊抑制作用に対するエビデンスが多い。

 

 

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DMARDsの分類

 

DMARDsとは疾患修飾抗リウマチ薬(disease modifying antirheumatic drugs)の略。

単純に抗リウマチ薬と呼ばれることが多い。

免疫異常を修飾することによって、関節リウマチの病態をコントロールする。

DMARDsは、免疫抑制薬、免疫調節薬、生物学的製剤の3つに分類される。

 

*免疫抑制薬

体内で過剰に活性している免疫反応を抑える。免疫活動全体を抑えるため、感染症リスクが上がる。

・メトトレキサート
・レフルノミド
・ミゾリビン
・アザチオプリン
・タクロリムス
・シクロホスファミド

【JAK阻害薬】
・トファシチニブ
・バリシチニブ
・ペフィシチニブ
・ウパダシチニブ

 

*免疫調節薬

亢進しすぎている免疫を抑制したり、低下している免疫を賦活化する働きを持つ。

・サラゾスルファピリジン
・D-ペニシラミン
・ブシラミン
・ロベンザリット
・アクタリット
・イグラチモド

【金製剤】
・オーラノフィン
・金チオリンゴ酸ナトリウム

 

*生物学的製剤

生物細胞によって生成されたタンパク質(抗体・受容体)製剤。経口投与できないため、皮下注射で投与する。

【抗体製剤】
・トリシズマブ
・インフリキシマブ

【受容体製剤】
・エタネルセプト
・アパタセプト
・アバタセプト

 

 

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